CDコンサートを満喫

2021年09月18日

妻と一緒に友人夫妻が自宅で開催する「ホームCDコンサート」に出かけた。自宅でただ音楽を流しているのとは違う充実感と満足感があった。一体その違いは何だろう?

クラッシック効果

Nさん宅でのCDでクラッシックを聞く会に参加したのはこれで2回目。N氏の笑顔に迎えられ部屋に導かれると、夫人手作りの豆腐入りのチーズケーキが登場した。N夫人が、カロリー制限のあるわたしの健康を配慮して作ってくれたものだった。

S氏の解説がまた実に面白い。今回はサン=サーンス作曲の「動物の謝肉祭」が、動物当てクイズ付きで披露された。曲中のモチーフが代表する動物を当てるのだ。皆がスラスラ当てるのに、わたしは頭が固いのか、「こういうのは苦手だ」と思った。

最後に聞いたのが「アルペジオーネ」。シューベルトが自分の死を前にして作曲したもので、単調と長調が交互に現れ、余命を数える人間の心の変遷をなぞるようだと思った。亡くなったN氏のお父さんが、亡くなる直前に聞いていた曲らしく、デッキに挿入されたままになっていたらしい。N家の豪華なオーディオセットも、無数にあるCDも、すべて御尊父の遺されたものと聞いた。ご自身の心境を重ねて聴いておられたのだろうか。

結構集中して、音の隅々まで、一つひとつの楽器の音色を聞き分けるように聞く努力をした。むろん素人のわたしに完璧はあり得なかったが、努力だけはした。マインドフルネスのトレーニングになることを知っていたからだ。それだけではない。クラッシックは男性ホルモンの一種テストステロンを低減させ、凶暴性を抑制することが知られている。

帰途についてふと気がついた。さっきまであった頭痛が消えていたのだ。いつもなら午後には悪化する頭痛がである。家に帰って、腰を落ち着け、読書をして、さらに驚いた。集中力が全然違う。予定したページの倍は読み進むことができた。クラッシック効果、あなどることはできない。