インフォームドコンセント

2021.4.11改訂

カウンセリングをより効果的なものにするために、以下の項目に同意をお願いしています。

カウンセリング技法

カウンセリングは医療行為ではないので、診断名に基づいた支援はいたしません。当相談室ではアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT:アクト)という心理学上のエヴィデンス(科学的な効果の根拠)がある技法を用います。ACTは、クライアントの皆様が、苦しみの中から生きがいを見出し、活力をもって生活できるようになることを目指します。

クライアントの意志優先と説明責任

カウンセリングは指導や助言ではなく、クライアントが自らの意志で自分を成長させることを促す「触媒」の働きをすることです。従ってカウンセラーはクライアントが主体的に選び行動できるように情報提供とガイダンスを行う責任を負います。

カウンセリングの成果

カカウンセリングの成果はクライエントの自主的努力(特にカウンセリング場面以外でクライアントが自主的に行うホームワークや練習、実験)に負うところが大きく、カウンセリングの期間およびカウンセリングの成否は保証できません。

カウンセリングの開始と終結

カウンセリングの開始に同意するのはクライアントの自由意志によるものであり、クライアントはいつでもカウンセリングを終結できます。

カウンセリングの時間と場所

カウンセリングの時間は、火、木、金、土の、9:00~、10:30~、14:30~、16:00~、19:00~(木曜のみ)です。所要時間はインテーク面接80分、カウンセリングは60分です。時間厳守でお願いします。遅刻した場合、時間の延長は致しません。場所は当相談室もしくはカウンセラーが安全を確認できる場所でのみ行います。原則としてクライアントの自宅でのカウンセリングは行いません。

守秘義務と保護義務

クライアントが自分の人生においてもカウンセリングの場においても主導権をとっていくためには、個人の秘密は守られなければなりません。従ってクライアントは言いたくないことを言う必要はありませんし、カウンセラーも守秘義務を守ります。ただしクライアントやそれ以外の人に危害が及ぶ可能性のある情報に関しては保護義務が優先され守秘義務を免れます。またカップル同士の秘密は相手方への守秘義務を免れることがあります。

個人情報と多職種連携

クライアントの主体的な成長のために、多職種の支援者間で連携がなされなければならないことがあります。その場合は、クライアントの承諾をいただいたうえで、個人情報の共有をいたします。特に、クライアントに主治医がある場合は、公認心理士は主治医に情報を提供し指示を受ける義務があります。

その他の機関の紹介

他のカウンセラーや医療機関の方がより効果的と思われる場合やカウンセラーの専門外の問題解決のためにはそちらを紹介(リファー)することがあります。その場合でもクライアントが希望する限り、カウンセリングを継続することができます。

記録・録音・録画

カウンセリングを効果的に行うために記録をとります。また、カウンセリング・スキルの向上のためのスパービジョン(よりスキルの高い心理職の指導を受けること)や研究、また倫理上の保護のために、録音/録画をとらせていただくことがあります。ただし、研究発表を目的とした記録/録音/録画の使用は、必ず事前にご同意をいただいた場合のみとし、また個人が特定できないように内容の変更を行うものとします。これらの個人情報は目的外の使用はせず、安全な場所に保管し、クライアントの皆さんの請求に基づいて開示もしくは返還されます(但し一定の期間を経て消却した個人情報についてはこの限りではありません)。

人権の尊重

カウンセラーもクライアントも、自分自身及び相手を尊重し、身体的、精神的に傷つけません。カウンセラーとクライアントは互いにプライバシーや私生活を尊重します。以上に違反したときは、双方どちらからでも直ちにカウンセリングを中止できます。

二重関係の禁止

カウンセラーはクライアントとカウンセリング以外の利害関係を持ちません。他所で出会っても挨拶しない場合があります。カウンセリング料以外の金品の授受はいたしません。

料金

料金の設定は相談室の維持やカウンセリング場面の労働だけでなく、他の時間にクライアントのためになされる準備、課題の把握、査定、分析、介入法の検討、連携などに費やされる労働にも基づいています。また、カウンセリングの報酬は成功報酬ではなく、行った行為に基づいてその対価が支払われるものです。カウンセリングの結果の如何を問わず返金は致しません。変更・キャンセルともに、無連絡やご連絡の期限(前日20:00)を過ぎた場合は、キャンセル料として、当日分の料金全額をいただくことをご了承願います。

スーパービジョン、コンサルテーション

当相談室で行うスパービジョンは原則としてスーパーバイジーがカウンセリングを行っているクライアントに対しての責任を負いません。当方によるクライアントに対する責任の引き受けが必要となる事情が生じなおかつスーパーバイジーがこれを希望される場合は、当該クライアントのカウンセリング料金相当分の料金加算がなされます(15,000円+当該クライアントのカウンセリング料相当分)。また場合によっては当該クライアントのカウンセリングそのものを当相談室が引き継ぐ場合もあります。すべてのスーパービジョンには当該クライアントの承諾が必要になります。コンサルテーションはスーパービジョンに準じて行われます。

インフォームドコンセントの理解

インフォームドコンセントが十分理解できるように、カウンセラーは配慮し、クライアントはカウンセリングの中でいつでも説明を求めることができます。